論創ミステリ叢書、入荷しました
論創ミステリ叢書 1~103巻+別巻の104冊で
論創ミステリ叢書は、日本のミステリがどのような作家によって担われ、どのような背景の下、どのような表現的苦闘を経て現在の隆盛を築いてきたのか、考えるよすがとなることを祈念して刊行された。日本のミステリは江戸川乱歩、夢野久作、横溝正史、小栗虫太郎、久生十蘭といったスターたちだけで作り上げられてきたのではない。また戦後、松本清張の登場によって、いわゆる社会派ミステリが定着するまで、そして定着して以降も、社会派ミステリの隆盛をよそに、多くの作家が様々な試みを行ってきている。巨きな恒星の周りで輝くキラ星の如きマイナー・ポエットたちの活躍を知ることは、必ずや新しい発見をもたらすことであろう。