神道夢想流 杖道教範が入荷いたしました

清水隆次/監修 1988年 日貿出版社/発行

神道夢想流杖道は、今から約400年前に、天真正伝香取神道流及び鹿島直心影流の奥儀をきわめたと言われる剣の達人、夢想権之助勝吉によって創始された武道である。杖道は動の中に静を有し、静の中に動を有する、陰陽一体、身心一体の「調和」を追求する武術であると共に「武」の本来の極意である、平和と調和を根本理念として、その最高の徳を具現すべく修行する厳しい武の道である。黒田藩に伝承された杖道は、長い間藩外不出の御留の武術として、その奥儀は秘伝とされてきた。

杖道が武器とする4尺2寸1分、直径8分の丸い樫の杖は、先も後もなく、見るからに平凡であり、最も非攻撃的である。しかし一度動けば時と場所を選ばず、電撃の勢を生み「突けば槍、払えば薙刀、持たば太刀、杖はかくにも外さざりけり」と伝書に記されている。

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神道夢想流杖道教範


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