新着書籍 『福田恆存評論集』別巻共全21冊揃い

麗澤大学出版会 平成21年刊 

福田恆存、1912年東京都に生まれる。高等学校、大学在学中から劇作や評論活動に携わる。大学卒業後、教師など様々な職に就きつつ、政治評論や翻訳作品を発表した。

進歩的文化人を批判した保守派の人物として知られているが、その活動範囲は政治評論のみに止まらない。

翻訳作品としては、オスカー・ワイルド、ヘミングウェイなどの諸作品などがある。シェイクスピアに関しては、個人で全訳した『シェイクスピア全集』を刊行するほど精通した。また、自身で戯曲を書いたり演出を行った演劇人としても活躍しており、いくつかの劇団を主催したことでも知られている。

代表的な著作には『平和論に対する疑問』『私の国語教室』『私の英国史』などがある。翻訳作品や編著作品を含めると、福田の携わった刊行物はかなりの数に及ぶ。

福田の作品集としては『福田恆存全集』や『福田恆存翻訳全集』などが刊行されていたが、その幅広い発表作品を網羅した作品集は刊行されていなかった。

本書の刊行により、今まで簡単に読むことのできなかった福田の作品の数々を読むことができるようになった。福田作品を多く読むためには大変有用な書籍ということができるだろう。

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福田恆存評論集


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