フロイト全集 別巻共 全23冊揃 入荷
岩波書店 2006年刊
フロイトは20世紀初頭のオーストリアの精神科医であり、心理学の分野に革命的な発展をもたらした人物です。
その主張は心理学のみならず、哲学、思想、文学、社会科学など、さまざまな分野へ多大な影響を与えました。
彼の提唱した精神分析学は、人間の心の深層を探求し、その働きを解明しようとする試みで、彼の存在無くしては、現代の心理学を語ることはできないほどに強い影響力を持った人物でした、
無意識、性欲(リビドー)、イド、エゴ、夢分析、エディプス・コンプレックスなどの心理学用語は、フロイトが使用した概念として広く知られています。
心理学分野では、ユング、ラカン、エリクソンなど有名な心理学者が多数活躍していますが、そのほとんどがフロイトに何らかの影響を受けています。
現代心理学を学習する上でフロイトの著作は最も重要な位置を占めていると言えるでしょう。
本書は、そんなフロイトの著作を集成した全集です。
邦訳全集も数々出版されてきたフロイトですが、現時点で、もっとも彼の著作を収録しているのが本全集です。
心理学を勉強する人には、ぜひ一度読んでいただきたい全集です。