お知らせ 京阪文藝史料 第5巻 日本書誌学大系 89(5)
青裳堂書店 h19年刊
多治比郁夫氏による近世京阪の文芸に関する論文集、『京阪文藝史料』の最終巻が入荷いたしました。
『京阪文藝史料』は、近世京阪地方の文芸や出版に関する論文、また書籍の解題などを数多く執筆している多治比郁夫による論文集です。
全5巻からなり、第1巻は日本漢学に関する論考、第2巻は和学に関する論考、第3巻は人物誌などに関する論考、第4巻は書籍解題など、そして第5巻は出版に関する論考を収録しています。
江戸が有力な都市になったのは近世のことで、それ以前は文芸や出版の中心地は京阪地方でした。
本書では、長年京阪地方の文芸や出版の研究に従事してきた著者の作品をまとめて読むことのできます。
第5巻1冊のみの入荷ですが、出版や書誌学に関心のある人には有益な書籍でしょう。